世界各国でのコスプレ 欧米諸国を始め、東アジア諸国では韓国、中国、台湾、香港、東南アジア諸国等でコスプレ を行なう層が増えている。 世界コスプレサミットなどにおける各国での予選会場の中には、日本人から見ると想像もつ かないほどの盛り上がりとなっているところもある[26]。それには、日本人のコスプレに対 するイメージが「オタクがやるもの」に対して、世界各国のコスプレに対するイメージが 「何かになりきってみんなで騒ぐのは最高」という、コスプレに対するイメージの違いが大 きいとする意見がある[27]。...
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世界各国でのコスプレ 欧米諸国を始め、東アジア諸国では韓国、中国、台湾、香港、東南アジア諸国等でコスプレ を行なう層が増えている。 世界コスプレサミットなどにおける各国での予選会場の中には、日本人から見ると想像もつ かないほどの盛り上がりとなっているところもある[26]。それには、日本人のコスプレに対 するイメージが「オタクがやるもの」に対して、世界各国のコスプレに対するイメージが 「何かになりきってみんなで騒ぐのは最高」という、コスプレに対するイメージの違いが大 きいとする意見がある[27]。 欧米では「日本発の新たな文化」と見られるが、流血等の表現が問題視されることもある。 また、発祥が日本という事で、他国の異文化に対する差別思想の対象となることもある。各 種のアニメコンベンションではアメリカン・コミックスや『スター・トレック』、『ス ター・ウォーズ』のような自国の作品のみならず、日本発祥の作品のコスプレも行なわれる。 こうしたコンベンションでは扮装を行うだけでなく、「マスカレード」と呼ばれる寸劇によ るコスプレコンテストも実施される。イタリアの古都ルッカにおいても、1966 年に始まった ヨーロッパ最古の「ルッカ・マンガ&ゲームフェステイバル(it:Lucca Comics & Games)」 でコスプレが行われている[28]。 中国では、日本の漫画やアニメを愛好する者によるコスプレ(角色扮演)が行が行われる。中 国政府は危機意識やビジネスチャンスなどを踏まえた上で、国家事業としてコスプレイベン トの全国大会である角色扮演嘉年華(コスプレカーニバル)を毎年主催している[1] 。中国に は様々な題材で仮装して劇を行う文化があり、角色扮演は同好会を作って数人でキャラク ターに扮し、寸劇を行うことを意味している。台湾や韓国等でも同人誌即売会やイベントが 開催され、日本作品のコスプレも行われている。
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