ハイチ共和国
『ハイチ地震被災者支援 』
サポート:ジャパンプラットフォーム
2010年2月〜5月
2010年1月12日に発生したマグネチュード7.
7の地
震は死者20万人、負傷者31万人、行方不明者869
人、被災総額は77億ドル、地域では1770年以来の
大震災であった。建物の80%が崩壊し、インフラも
壊滅的な打撃を受けた。震災から5ヶ月経った今で
も現地では、被災者の野外生活は続いている。
ICAは2010年2月〜5月にかけて、日本から2回に渡り...
More
ハイチ共和国
『ハイチ地震被災者支援 』
サポート:ジャパンプラットフォーム
2010年2月〜5月
2010年1月12日に発生したマグネチュード7.
7の地
震は死者20万人、負傷者31万人、行方不明者869
人、被災総額は77億ドル、地域では1770年以来の
大震災であった。建物の80%が崩壊し、インフラも
壊滅的な打撃を受けた。震災から5ヶ月経った今で
も現地では、被災者の野外生活は続いている。
ICAは2010年2月〜5月にかけて、日本から2回に渡り
スタッフを現地に派遣し、食料支援を実施した。2月時点で
は、空港がまだ閉鎖されていたため、隣国のドミニカ共和
国から入り、陸路で17時間かけて配布場所であるプチゴ
アーブ(首都から約16km西)まで移動した。現地のNGO
や国連団体と情報を交換しながら状況を把握し、複数の
団体と連絡を取りながら慎重に活動を行った。
首都プチゴアーブ地域の被害は壊滅的であり、多くの犠
牲者が出ているが、世界から多くの支援団体が入り継続し
た活動を実施している。我々ICAは、震源地から少し離れ
た支援の手が届きにくい地域に向かった。プチゴアーブ地
域の被災者キャンプ、孤児院、学校、特別養護施設で食料
配布を実施し。第1回目は5,700名、第2回目は8,000名
に支援を行うことができた。
第2回目の配布模様(2010年5月撮影)
ドゥフォー地区の学校
ハイチの地図
地震の爪痕はまだ残っている
完全に崩壊したハイチの教会
5月に到着した時、ハイチ国内の物価はまだ高騰し
ており、一度に大量の食料を調達することが困難で
あったため、食料物資は再度ドミニカで調達し、陸路
でハイチに運んだ。現地の政府機関は、少しずつ機能
し始めた頃ではあったが、まだ混乱状態が続きドミ
ニカとハイチの国境で物資を国内に運ぶための通関
に1週間もかかってしまった。
様々なリスクを想定するが、交通事故に遭遇する
確率は、現地の運転スキルや道路事情を見ていると
高いのがわかる。
今回、30日間かけてジャパンプラットフォームのサ
ポートによる食料配布と富士通が被災者に寄附され
た懐中電灯とスペア電池の配布は無事に終了した。
8月からは復興支援として、学校再開支援を実施
する予定である。継続した皆様方のご支援をお願い
申し上げます。(担当:清水貴子/エドウィ
Less