チリ共和国
『チリ地震被災者支援 』
サポート:ジャパンプラットフォーム
2010年3月〜5月
2010年2月27日に発生したマグネチュード8.
8の地
震は死者800人以上、身元が確認されたのは279
人のみである。地震の大きさとしては、世界で5番目
に大きな地震である。地震発生20分後に津波が到
着したが、海軍のミスで警報が遅れ、死者の大半の
500人は津波による犠牲者となったと見られる。
チリ地震は、日本でも津波の警報が一日中流れるなどの影響があっ...
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チリ共和国
『チリ地震被災者支援 』
サポート:ジャパンプラットフォーム
2010年3月〜5月
2010年2月27日に発生したマグネチュード8.
8の地
震は死者800人以上、身元が確認されたのは279
人のみである。地震の大きさとしては、世界で5番目
に大きな地震である。地震発生20分後に津波が到
着したが、海軍のミスで警報が遅れ、死者の大半の
500人は津波による犠牲者となったと見られる。
チリ地震は、日本でも津波の警報が一日中流れるなどの影響があっ
た。ICAは地震発生から6日経った3月15日、ジャパン・プラットフォームと
の共同調査で現地に出向き、タルカ地区、コンセプシオン地区で緊急食料
支援と現場調査を実施した。震源地であるコンセプシオン北北東115km
から離れていない地区は壊滅的な被害が出ていた。特に沿岸に住む漁業組
合の所有する船200隻は破壊され、被災者も途方に暮れていた。季節も冬
期に入る肌寒い日が続き、被災者の住宅環境を支援する活動は急務となっ
ていた。
調査実施後、日本に帰国し、2回目の出動計画を立て、4月中旬に再度向
かった。支援物資を受け取る事が困難な障害者への生活物資の配布、また
津波で深刻な打撃を受けた漁業組合とその家族が住む地域にて生活を立
て直すためのボートモーター、毛布の配布などを1,000世帯に行った。3回
目は7月中旬に出動を予定している。
チリの地図
チリ沿岸コンセプションの被害(撮影:2010年4月)
タルカ地区における物資配布の様子
担当:田村 俊
ウエイン・エルスワーズ
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